アルフロック(ALFLOC)とは「Aluminum Flower Cargo」の略です。軽く錆びずに丈夫なアルミ・アルマイト軽合金を使用しています。また、「産地から店頭まで台車に商品を載せたまま物流させること」を目指して設計されました。
従来の鉢物・苗物の物流は、トラックの荷台にアングルで板を組み、手積み・手降ろし、そして産地から市場、市場から売店へと、各地で積み替えする重労働かつ非効率的作業でした。「アルフロック」はケース、バラ積みで行われていた鉢物・苗物の物流を、台車単位の物流システムに変えた物流機器で、イワタニと花き市場と花き物流会社との共同開発によって1989年に国内で初めて誕生しました。
1990年に東京都大田区の新市場・FAJ(フラワーオークションジャパン)で初めてアルフロックが採用されました。1993年には主要ユーザーさん達と「アルフロック利用者協議会」を立ち上げました。 1995年からは「台車交換物流システム」(台車同士の交換による積み替え不要システム)と「メンテナンス付レンタル事業」を展開しています。2002年には埼玉県の新市場・鴻巣花きに、2005年には鉢物生産者が組織した出荷組合「静岡県西部鉢物集出荷センター協同組合(プランツサイト浜名湖)」に、2010年には愛知県の新市場・名港フラワーブリッジにアルフロックが採用されました。
現在、全国16ヶ所のレンタルヤード(宮城・新潟・栃木・埼玉・千葉・東京・長野・静岡・愛知2・大阪2・兵庫2・広島・福岡)を有し、利用者様のニーズにお応えしています。全国どこでも誰でもいつでも台車が利用でき、誰がどこで台車を破損しても、イワタニが修理(メンテナンス)するというビジネスモデルを展開しています。
アルフロック誕生から28年目の現在、累計製造台数は約6万台に及びます。岩谷マテリアル㈱が製造とメンテナンスを、イワタニアグリグリーン㈱がレンタル事業とヤードの運営を行なっています。
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